働く場所にも、メリット・デメリットがある!
看護師の働く場所にはどんなものがあるか?
同じ看護師資格をもっていても、働く場所により求められる知識・技術は異なります。働く職場に関して、病院やクリニックが多いですが、訪問看護ステーション・老人保健施設・研究機関・企業・保育所などもあります。それぞれ看護業務が異なるので、入職する前に確認しておくことが重要です。
職場の特徴とメリット・デメリット
【病院】
看護師の約8割が病院で働いており、病院の規模や専門とする分野にもよりますが、さまざまな看護知識や技術が身につくのでキャリアアップを図りたい人に人気です。病院内には、外来・救命救急センター・透析センター・手術室・緩和ケア病棟・小児病棟といった複数の部署があり、選択肢の幅も広く多くの経験を積むことが可能。病院には総合病院、一般病院、ケアミックス病院、療養病院とさまざまな種類があります。
- メリット:教育体制がしっかりしている、選択肢が広い、看護師の人数が多い、福利厚生がよい
- デメリット:残業がある、救急や急性期など忙しい部署がある、組織化されている
【クリニック・診療所】
有床と無床の場合があります。基本的には個人経営されてることが多いので、院長により経営スタイルや方針なども違います。
人数が少ないこそ、チームワークと柔軟性が大切な職場です。
- メリット:夜勤がなく、残業も少ない
- デメリット:連休がとりづらい、雑用も多い
【訪問看護ステーションや老人保健施設】
比較的に心にゆとりを持って看護を行えるのがポイント。介護職と連携し高齢者のケアを行うので、介護分野のノウハウを学ぶことができます。高齢化が進む現代において、ますますニーズが高まることでしょう。
- メリット:介護に対する知識、洞察力アップ
- デメリット:看護師の人数が少ない為、責任能力が問われる
【保育所】
子ども達と働くスタッフの健康管理・衛生管理・伝染病の予防と注意喚起・ケガの処置などを行います。子供の顔色や日々の行動から導き出すことも多く観察力が必要。インフルエンザといった伝染病に関する最新の情報に、常に敏感であることも大切。
- メリット:夜勤がない、土日休み、子供好きには最適
- デメリット:看護師が一人な為休めない
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